まずヤンゴン外国語大学のビルマ語科のことを少しお話ししたいと思います。大学に入るまでが結構大変でしたので、それはまた別のブログか動画でお話ししたいと思います。大学は、1年単位の初級、中級、上級クラスがありました。そのコースとは別に、2年制の修士コースと3年制の学位コースがありました。私は中級クラスからスタートしたんだけど、後1ヶ月で終了という時に、黄疸と群発性頭痛の病で、ヤンゴンのさくら病院に入院したものの、はかばかしくないので結局帰国して、日本で治療しました。そして2年目も同じ中級クラスを再度受講して、3年目に2年制の修士課程を経て、合計4年間ヤンゴン外国語大学にお世話になりました。卒業というか終了時には、49歳になってましたね。
中級クラスの時に、ミャンマーの諺を勉強しました。中級クラスには、フランス人、中国人、インド人兵士(インド国軍からの派遣)ベトナム人 タイ人 日本人が5、6人。韓国人も4、5人いたと思います。インド人とフランス人がサガーボンの授業が、1番嫌いだと言ってました。つまり、全く解らないそうです。私は、後ろの座席に東京大学大学院を休学して留学している、ものすごく優秀な女性がいらっしゃって、常に後ろを向いて彼女に質問していました。それで先生から「コーミンアウン(当時の私の名前)前を向きなさい!」と、先生に散々言われていました。先生の説明が解らないから、後ろの先生に聞いていただけですが。
ミャンマーの諺は、必ずそれに該当する日本の諺があるんですね。それで、日本人には理解が易いんですが、インドやフランスの人には、少しも理解できない概念のようです。
今回紹介する諺は、私が1番好きな諺で、実際よく使いますし、ミャンマー人もよく使っています。
ダベェマカウン サヤーガウン
တပည့မကောင်း၊ဆရာ့ခေါင်း
意味は、生徒の出来が悪いのは、先生の責任だ。
弟子の不出来は、師匠の責任
(子供が悪いのは親の責任)
一方的に責任を責められる先生たちも大変ですね。
私も里子の子育てに失敗(8学年を落第しています)ので、今は里子の弟や従兄弟、2人を預かっている身に、大きな課題の諺です。今はコロナウィルスのせいで、大学もオンライン授業です。
私も含めて、彼等もほとんど外には出ません。彼らはオンライン授業の他は、ゲームばかりやっているようです。まぁこの時節外に自由に出歩けない事もありますが、親達も年に2回くらいヤンゴンに出て来て、うちに泊まってゆきます。でもこれも今は地方とヤンゴンの行き来が制限されていますので、1年近く来ていません。親達も日本人から見るとのんびりしているので、私がもっと厳しく指導するべきなんでしょうが、子供達を信じているので、ちゃんと単位だけは取ってくれるでしょう。それに、YouTubeの撮影やブログのための取材なども手伝ってくれています。彼等に励まされることも多々あります。
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