此れは随分前から、負け犬の遠吠えのように言い続けているのですが、
昨日も火炎樹でGoogle で検索すると、2番目に私が10年前に書いた以下の記事が出て来ました。
セインパン(ダイヤモンドの花という意味になる)の季節である。ティンジャン(水祭り)の後くらいから花が咲き始め、雨季に入ってもしばらく美しい花を咲かせている。花の色は赤 それも紅の真紅、ややオレンジがかった赤、黄色に近いオレンジなど数種類ある。
ミャンマーに関するどの本にも、このセインパンを「火炎樹」と記してある。しかし、火炎樹の花は、1つ1つが大きくその花の形が「火炎」の形態なので火炎樹と呼ばれている所以である。」
セインパン(ダイヤモンドの花という意味になる)
私も6,7年前までは、この木を火炎樹と信じて疑わなかった。日本から70歳過ぎの活花の先生が来緬されて、この木が鳳凰木だと教えてくれた。
そういえば、日本に住んでいる時近くの公園に「火炎樹」と書かれた木があり、1つ1つの花が大きく明らかに違う種類であった事を、思い出した。
「縄文火焔型土器」
火炎に関して、こんな記事を読んだ事がある。縄文式土器の「火炎土器」と呼ばれる炎が燃え立つようなデザインの、縄文人の豪快なエネルギーを感じる土器も、最近はこれは水しぶき、海水の渦巻き模様、水炎のデザインではないかと、しかし、水煙土器と名称が変わったとは聞いていない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私も2004年まで火炎樹と思い込んでいました。上記にも書いていますが、G&G旅行会社短い期間やっておりました。
それから鳳凰木で調べたら、ほとんどの方が火炎樹と思っている木は、実は「鳳凰木」なんです
本当の火炎樹は、一つ一つの花が、ちょっとチューリップに似た形で、それが4つ5つ固まって咲いています。鳳凰木は木全体に花が咲き、木全体が燃えるように赤だったり、オレンジ色だったりするので、こちらの方が火炎と名付けるにふさわしいのも事実ですが、、、、、。
本物の火炎樹は、緑の中に花の塊がポツンポツンと離れて咲いていて、木全体が燃えるような印象では無いです。
でも東南アジアの本を読むと、ほとんど鳳凰木を火炎樹と間違えていますね。
友人がミャンマー語表記の話になると、厳しい友人です。上記の記事をアップして、1週間後に電話がありまして、1時間以上話しまして、新たな展開がありました。皆んなが火炎樹と思っているのは、鳳凰木で正解です。ですがこれだけの人がまちがえているのは、通称(俗称)として火炎樹で定着している事を、延々と話しておりました。これは英語名がFlame Tree(炎の木) からの誤訳からだと言われているそうです。
一方の本物の火炎樹は、漢字は火焔木 カエンボクで英語名は、African Tulip です。どうやらミャンマーにおいては、外来種のようです。私もまだ身近では2本しか見つけていません。また、紛らわしい2つの花の決定的な違いは、開花の時期です。
鳳凰木(通称 火炎樹)は、4月の水祭りの頃から、雨季の初めの頃で、ミャンマー的には、一番暑い時期です。一方の火焔木(カエンボク)の方は、真逆で雨季の終わりから乾季の始まりの頃です。
犬の散歩で少し遠くまで歩くことがあります。その時に偶然ですが、本物の火炎樹(火焔木カエンボク)を発見したんです。2、3日前も久しぶりにその木を見たら、丁度花が咲いてました。
それで結論。もう定着してしまっていたら、個人で争うのも無意味なんで、これはもう火炎樹(正式には鳳凰木)とカエン木で良いのではと、白旗をあげました。
長々と失礼いたしました。
最新コメント