サガイン菅区 モンユアの北 ブタリンのニヤウンゴン村 パヤヂーのチンテェ
力強く悪魔的魅力のチンテェである。
あまりに素晴らしかったので、すぐに2回目行った。絶対また行くと思う。
ミャンマー国中パゴダは溢れているが、従ってパゴダの守護神のようなチンテェもあちこちに見ることができるが、しかし、これ程芸術作品として価値のあるチンテェ像は、他に類を見ない。
最後に更に何枚か紹介します。
風邪ひきが長引いて、1週間以上声が出ないので顔出しのYouTube はお休みして、ブログを書いている。一緒に行った旅友に場所などいろいろ聞いていたら、さまざまな事がわかって来た。
というのは、あまりにチンテェに気を取られていたので、僧院の名前すら知らないままだった。GoogleEarth は凄い。全て示してくれた。また旅友のGEに写真投稿者の名前と写真が載っているが、どれも写真が全然良くない。我々はマンダレーから行って、モンユアに宿を定めてすぐに出発したが、2回とも現地到着は昼過ぎか夕方になった。それが良かったようだ。このチンテェの悪魔的な魅力は、真っ昼間の陽光では打ち消されている。行かれるのであれば、到着時間が4時5時過ぎ位が、素晴らしい映像を撮ることができると思う。
ミャンマーにライオンはいない。元気のないいつも寝ているライオンはヤンゴン動物園にいるにはいるが。インドライオンは絶滅危惧種で保護区にのみ生息する。アフリカのサバンナが今でも百獣の王たるライオンの主な生息地だ。インドからアフリカの間。現在のイラン地方にもかつてライオンはいたが、今は絶滅して一頭もいない。メソポタミア文明のアッシリアのレリーフにライオン狩りの様子を描いたものを多数ロンドンの大英博物館で見た。
それでは、私が過去に撮影している他のチンテェ達を、私のライブラリーから少し紹介してみます。まずチンテェとはなんぞや? ミャンマー人は、チンテェをライオンだという。たて髪がないじゃないか?と言うと、だからミャンマーライオンです。どこまで行ってもこの国では、これがライオンなんだ。
シンガポールのシンというのは獅子の意味だと聞いたことがある。シンガポールに正月に行った時、大きなレストランで、人が二人入った獅子舞を見た。中国ではよく見られるし、ヤンゴンの中華街でも見たことがある。ヤンゴン国立劇場に沖縄の舞踏団が来た時も、色合いが独特の濃い茶色の獅子の舞(基本中国と同じ)を見た事もある。
ミャンマーのチンテェのチンとシンガポールのシン、そして獅子これは言語的に全て繋がっているのではと常に思う。
まずはミャンマーNo.1のシュエダゴンパゴダの南門の大きなチンテェ。
それに続くシュエダゴンパゴダ通りにちょっと小さめのチンテェ。
南門前に宗教宿泊施設がたくさんある。その入り口を守るチンテェ。
シャン州 漆器の漆(うるし)の技がもう途絶えてしまったレーチャに、3、4年前やっと入域が許されて旅友と行って来た。白いパゴダも美しく古寺にあったチンテェ。
やはりシャン州の北部のリトルパガンと言われる地区で見たもの。
モンユアの南にアミンという、ここもリトルパガンである。古いパゴダが沢山残っている、ここで坊さんに道を聞いたらその後ろがチンテェ。
2014年にピュー族の古代遺跡3カ所がミャンマーで初めて世界遺産に指定された。それには入らないピュー遺跡のある場所を、他に7箇所ほど行った中に、マンダレーの南にナトージ遺跡がある。そこのパヤヂーの門を守るチンテェ。(ピュー時代のものではない)友人撮影
それからスタッフ夫婦と行った。パゴーのシュウェモードパゴダの正門のチンテェ。
お祭りで大変な人出だった。シュエモードパゴダもシュエダゴンパゴダも、モン族が作ったパゴダである。114mでミャンマー1高いパゴダ。私は世界一高いと思っている。実は世界一と言われるタイのナコムパトムの120mのパゴダを見に行ったことがある。高さの測り方が同じでないと感じた。ナコムパトムの物は、大階段がある台地の上に建立されていて、この15mくらいある階段も高さに計上してあるように見えた。またミャンマーのパゴダは、数年に一回色を塗り替えられて、常に黄金に輝いているが、ナコムパトムのパゴダは、凸凹が目立ち、干からびたみかんの皮のような色で、美しくもなかった。
驚いたのはロンドンでチンテェを見た事だ。テームズ川の河岸の道を歩いていた。旅友と妹は、London Eye (大きな観覧車)に乗るというので、BigBenで分かれて、私はBigBenから更に川べりを歩いていたら、公園とも呼べないような、細長い小さな公園に、偶然チンテェの像を見つけた。その写真を探したが見つからなかった。もしかして、撮影してないかもしれない。私はその時地下鉄の駅に急いでいたのだ。ロンドンに来た以上1本はミュージカルを見ようと、やっとネットで「マンマミーア」のチケットを予約できていたので、チンテェのことは気になりながらも、地下鉄駅に急いでいたのだ。先程はGoogle Earthで調べたら、その公園の真横が国防省になっていた。それでチンテェの横に軍人ぽい人の彫像もあったので、第二次世界大戦中に、ミャンマーで功績があった軍人さんかもしれない。そしてその横にチンテェだったのではないかと思う。青銅製だったので、同じようなチンテェ像は、ヤンゴン大学のキャンパスでも見たことがある。マハバンドゥーラ公園内にも、青銅のチンテェがある事も今思い出した。
それでは最後にまた、パヤジーの魅惑のチンテェの姿を何枚か紹介したい。
パヤジーという地名は、他にもいくつかあるので、モンユアの北、国道71号線で
北へブタリン(ここ手前の町もブタンガンというので間違えやすい)から西に、マウンタウンまで来るとあと少しでニヤウンゴン村。そこでパヤジーへの道を聞けば絶対行ける。今は道路が良くなって1時間半くらいで行けると思う。
モンユアはマンダレーからそれほど遠くない。モンユアはたくさん見所がある観光地として名高い。その中に、パヤジーのチンテェも加えてみてはいかがでしょうか?モンユアに最低1泊は必要。
最新コメント